※アニメ『【押しの子】』第1話のネタバレを含みます。注意してください。
あらすじ
産婦人科医・ゴローの前に現れた患者は、推しのアイドル・アイだった。ショックを受けながらも医者として彼女を支えるゴロー。だが出産直前、ゴローは何者かに襲われ…!?(公式HPより抜粋)
ゴローと天童寺さりな
- 産婦人科医・ゴローが病室のTVで苺プロダクション所属のアイドルグループ「B小町」のライブDVDを見ているところから話が始まります。
- 病院屋上での看護師との会話。「B小町」のアイの魅力をゴローが看護師に全力で語ります。ゴローは看護師に全力で引かれますが、アイを推す理由になった出来事が回想で語られます。過去自分が担当した患者「天童寺(てんどうじ)さりな」との会話です。この少女は病で死亡しますが、ゴローがアイを推すきっかけになった人物です。
ゴローとアイ
- ゴローが仕事に戻ると、キャップを被った少女と男性が診察室にいました。少女のお腹は大きく膨れ妊娠していることがわかります。少女がキャップを取ると、ゴローはその人物がアイドルグループ「B小町」のアイであることに気づきます。これがゴローとアイの初対面です。(一緒にいた男性は、事務所の社長でした)
- 検査の結果、お腹の中の子は双子であることがわかります。
ゴローとアイの屋上での会話
アイ「(アイドルは)嘘に嘘を重ねて、どんなに辛いことがあってもステージの上で幸せそうに歌う楽しいお仕事!」
家族としての幸せとアイドルとしての幸せ、両方が欲しいとアイは言います。
(中略)
ゴロー「星野アイ。僕が産ませる。安全に元気な子供を。」
ゴローはゴローで、推しのアイドルの出産に少なからず複雑な感情を抱いていました。しかしアイとの会話で意志が強いものとなります。
出産と死
- 月日が経ち、アイの出産が近くなります。そんなある日、ゴローが帰宅しようとするとフードを被った怪しい男に声をかけられます。
男「あんた、星野アイの担当医?」
病院では偽名を使っているはず、さらに世間に公表されていないはずの苗字まで知っている事に疑問を持ちます。
ゴローが問いただそうとすると、フードの男は逃げ出します。 - ゴローは夜の山道の中、男を追いかけますが見失います。
ゴロー「どこいった!」・・・次の瞬間、ゴローはフードの男に崖から突き落とされます。そしてゴローは死亡します。 - 一方、アイは無事双子を出産します。
感想・考察
感想
【推しの子】1話は映画化され、90分と長尺のため前後半に分けさせていただきました。(前半といっても導入部分の15分程度ですが…)
作画のクオリティはもちろん、一気に【推しの子】の世界に引き込まれる15分でした。ゴローとアイ、それぞれの人となりが感じとれましたね。特にアイです。病院屋上でのゴローとの会話、アイのアイドルへの考え方や生き方が表れていました。
ゴローはゴローで、妊娠した推しのアイドルの主治医とはどんな気分なのでしょう笑。想像はしたくないですね…
フードの男がゴローに声をかけたシーンからは、容易に想像できる内容でしたね。夜・山道・フードの男を追うメインキャラ。いかにもな展開でした。案の定、ゴローは殺されますがここからの物語に注目です。
考察
すぐにわかりますが、ゴローの回想に出てきた「天童寺さりな」は今後の重要キャラになります。アイドルの子供に生まれ変わったら… なんて話をゴローとしていたので想像は容易ですが。
それよりも序盤の15分、ここでのキーポイントは屋上でのゴローとアイの会話で間違いないでしょう。芸能界で仕事をしているせいか16歳にしては良く言えば大人、悪く言えばませた印象を受けます。しかし、アイのここでの発言が後に重要なキーワードになっていきます。「嘘」この言葉を意識して、この後の物語を観ていきましょう。この言葉のおかげで、別の言葉の重みが変わってきます。
それでは。また次回。
※画像は公式HPから使用