アニメ『【推しの子】』第1話 Mother and Children(後半) ※ネタバレ・感想

アニメ【推しの子】

※アニメ『【押しの子】』第1話のネタバレを含みます。注意してください。

あらすじ

ゴローが何者かに崖から落とされ、殺害された後からになります。

アクアとルビー

  • 死んだはずのゴローでしたが、目を覚まします。
    ゴローは星野 愛久愛海(あくあまりん)と名付けられ、前世の記憶を持った状態でアイの子供として産まれ変わります。
    そして双子の妹にあたる星野 瑠美衣(るびい)、瑠美衣も誰かの生まれ変わりであり、前世の記憶があります。
    ※アクアはまだ知りませんが、ルビーは天童寺さりなの生まれ変わりです。
  • 超えてはならない一線と、アイからの授乳を拒否するアクア。一方ママのおっぱいを飲むのは当然の権利だと主張し一切の遠慮を知らないルビー。
    対照的な2人ですが、事務所の社長の妻にお金目当てで自分たちの存在を暴露されそうになったり、アイが仕事の壁にぶち当たって悩んだり、アクアとルビーがB小町のミニライブに行って完璧なオタ芸を披露したり、割とまったりと話が進んでいきます。

アクアと五反田監督

  • ある日、アクアとルビーはアイの仕事現場(ドラマ撮影)に付いていくことになりました。そこでアクアにとって1つの出会いがあります。撮影しているドラマの監督である、五反田 泰志(ごたんだ たいし)です。
  • 五反田監督はアクアに魅力を感じ、映画を撮る際(出会いのドラマとは別)にアクアの出演を条件にアイもキャスティングしています。その映画撮影の時にアクアは「10秒で泣ける天才子役」として有名な、有馬 かなとも出会います。

アイの愛

  • アクアとルビーの前世についてのやり取り、アイがルビーにダンスを教えるやり取りが入ります。
  • アイの仕事は波に乗り、メディアへの露出も増えていきました。そしてドームでのライブも決まり順風満帆そのものでした。ある日、アイはアクアとルビーのために2人を父親に合わせようとします。ドームが決まり上機嫌な事務所の社長からは「絶対にスキャンダルを起こすなよ。父親に会おうなんて考えるな」と酔いながら注意を受けますが、アイは「もちろん」と、まったくそんな気などない様子。ここでアイが社長にスカウトされた時の過去回想が入ります。
  • ドームライブの当日、アイの自宅で
    アイ「私はまだ、子供たちに愛してるって言ったことがない。その言葉を口にした時、もしそれが嘘だと気づいてしまったら、そう思うと怖いから。」

    家のインターホンが鳴ります。

    アイが扉を開けると、フードを被った男が白い花束を持って玄関の前に立っています。

    アクアとルビーとの思い出がよみがえります。

    次の瞬間、フードの男が持っているナイフがアイの腹部に刺さります。

    アクアが玄関の様子を見に行くと、白い花がアイの血で赤く染まっていきます。

    アクアは「アイ!」と叫びアイに駆け寄ります。フードの男は「ファンを騙しやがって!嘘つきが!」などとアイを罵ります。アイはファンに対しての思いを伝え、「今だって君を愛したいと思ってる。」と言います。フードの男は「嘘つけ。俺の事なんて覚えてもいないだろう。見逃してもらおうと・・・」アイ「リョースケ君だよね」

    フードの男は叫びながら逃げていきます。

    アクアが救急車を呼びますが、刺された腹部からの出血が止まりません。アイはアクアを抱き寄せます。ルビーは扉の向こうで混乱しています。アイはアクアとルビーへの思いを話します。

    アイ「これは言わなきゃ…ルビー、アクア…愛してる」「この言葉は絶対嘘じゃない」

    アイはそのまま亡くなります。
    犯人は自死し大々的にニュースで報じられます。
    アクアの前世であるゴローと、アイを殺した犯人は同一人物でした。

    しばらくして、犯人が目立ったスキルのない一般的な大学生だったことからアクアが疑問を抱きます。「どうやってアイが入院している病院を突き止めたのか、なぜ引っ越したばかりの新しい住所を知っていたのか。」
    そして確信にも近い答えにいきつきます。自分たちの父親が黒幕で、その人物が芸能界にいる可能性が高いことに。

    アクアは復讐を誓います。

感想・考察

感想

涙腺崩壊せずに見れる人、いるのでしょうか?
細かいことは一度無視して、アイの最期のシーンは涙なしには見られません…
息を吐くように嘘をつき、嘘が本当になることを願いながらアイドルをしていたアイでしたが、その嘘のせいでアクアとルビーに愛してると伝えられない、伝えるのが怖いと感じてしまう。ジレンマのようにも感じますが、アイの苦悩の先に、最後は「2人を愛してる」「この言葉は絶対に嘘じゃない」このアイの姿が、強く美しいものにも感じてしまいました。

あと作画がめちゃめちゃ良くて、アイの最期の姿は胸が痛く画面を直視できませんでした。90分というアニメの1話としてはかなりの長尺でしたが、テンポが良くあっという間の90分でした。

ここからアクアとルビーの物語が始まっていくわけですが、正直アクアに幸せが訪れる未来が全く想像できません。物語がどのように展開していくのか、要注目ですね。

考察

アイとゴローを殺した実行犯については、一般的な大学生。アクアの考えとしては、実行犯の裏に黒幕がいて、それがアクアとルビーの父親である可能性が高いとのことでした。

実行犯の大学生は典型的なストーカー気質のようでしたし、アイ殺害の動機もわかるのですが、ゴローを崖から落とす理由はあったのでしょうか?ゴローに接触した理由もいまいちわかりません。
それにゴローを殺害してからアイの殺害までかなり時間が経っています。
メタ的には、アイと子供たちの描写がないと感情移入できませんし、最後の感動はなくなってしまいます。そのあたりは今後物語が進めばはっきりするのでしょうか?触れることなく終わる気もしますが。
どちらにしても黒幕の正体や動機が明らかになっていかないことには何とも言えませんね。

アイがアクアとルビーに父親を合わせようとしていて、新居の住所を伝えようとしているシーンがありました。住所を伝えている所は描かれていませんでしたが、病院を知っていた件もありますし黒幕の本命はやはり父親でしょう。しかしアイの交友関係はほぼ描かれていないので、今後別の候補が出てくる可能性もあるかと。

2話も楽しみに待つとしましょう。でわ。

タイトルとURLをコピーしました